サウンドエンジニアの山本雅之氏に聞くMicroTrack IIの可能性
サウンドエンジニアの山本雅之氏に聞くMicroTrack IIの可能性
大型映像作品のミックスを数多く手掛け、第12回JPPA AWARDS 2008のゴールド/シルバー賞を獲得したサウンドエンジニアの山本雅之氏に最近入手したMicroTrack IIについてインタビュー。
大型映像作品のミックスを数多く手掛け、第12回JPPA AWARDS 2008のゴールド/シルバー賞を獲得したサウンドエンジニアの山本雅之氏に最近入手したMicroTrack IIについてインタビュー。

エス・シー・アライアンス メディアエンターテイメント社は、愛・地球博の長久手日本館や三菱未来館、電力館のほか、六本木ヒルズアリーナ、エプソン品川アクアスタジアム、ラグナシア、国立天文台「4次元デジタル宇宙プロジェクト」など、イベント/テーマ・パークの空間演出を数多く担当し、また国内外の数多くのプラネタリウムや大型映像システムなどの音響演出を行っています。
これまでも大型映像作品のミックスを数多く手掛け、第12回JPPA AWARDS 2008のゴールド/シルバー賞を獲得したサウンドエンジニアの山本雅之氏に最近入手したMicroTrack IIについてインタビューしました。
─MicroTrack IIを使用していかがですか?
今までは大きめの4トラック・レコーダーを使用していたのですが、小型のレコーダーを使用するのは今回初めてで色んな音を録ってみました。最近、沖縄に行ったので波の音など色々録ってきましたよ。なんと言っても小さいのが良いですね。
今までは大きめの4トラック・レコーダーを使用していたのですが、小型のレコーダーを使用するのは今回初めてで色んな音を録ってみました。最近、沖縄に行ったので波の音など色々録ってきましたよ。なんと言っても小さいのが良いですね。
─山本さんと言えばサラウンドのイメージが強いのですが・・・
日常的な音をキャプチャーすると言う意味でMicroTrack IIをいつも持ち歩いて、ふとした瞬間に録ると・・・昨日なんかも雷が結構鳴ってましたよね?あれ、かなり録りましたよ(笑)結構いい感じで録れました。だから、どこへ行くにもMicroTrack IIを持って行って、気になる音があると直ぐに録るという感じで、その用途に非常に良いですね。お陰で雷が結構良いライブラリーになりました。常に手元にないと始まらないので、そう言った意味では最近楽しいんですよ(笑)いつも持ち歩いて・・・
─普段使われるサンプリングレートは?
私はDigidesign ICON D-Controlシステムで作業しているのですが、ほとんど24Bit 48kHzですね。基本的にポスト・プロダクションのセッションが24Bit 48kHzなのでそのままの方が良いんじゃないかと思いますし、96kHzで録って48kHzへダウンコンバートさせるのはどうかと言うのもありまして・・・アーカイブ目的で滅多に録れない音を収録しに行くなら96kHzも試してみたいですが、普段の音の素材を撮りに行くのは、基本的に24Bit 48kHzで録ることがほとんどですね。
今の所、ほぼ付属のマイクロフォンで録音していますが、街の環境音など周囲の人達に意識させずに録音する時には市販の耳に入れるタイプのマイクロフォンを使っています。耳に入れるタイプですと周りからは音楽を聴いているように見られるので、電車の中とかで気づかれずに録れて良いですよ(笑)
─付属のマイクロフォンのクオリティーはいかがでしたか?
SEとか収録してみて全然問題なかったですね。花火や雷なんかの低い方もきちんと録れてましたし、ピークLEDは時々付いてましたけど歪んだ感じもなく問題なかったですね。
─ご自身で録られた音を仕事で使用するケースは多いですか?
最近使う様にしてますね。市販のライブラリーとかですと古い音も多いので、スタッフとできるだけロケへ行って録り自分たちのライブラリーを増やしてますね。音源をたくさん持つと言うことが私たちの財産で、それを手軽にMicroTrack IIで録れると言うのが良いですね。あと、バックアップとしても十分MicroTrack IIは使えますからね。サラウンドならサラウンド・システムのバックアップとして使うとか、ステレオのバックアップとして録るとか。その他に非常に良いと思ったのですがLEDですね。遠くに置いて録音する時にもLEDが光って見えるのがよかったです。この前花火の音を録った時も離れた場所に設置していたのですが、LEDで動いていることも確認できるしピーク行ったかなってのも遠くからでも確認できてよかったです。ディスプレイの中で完結している製品だとこうはいきませんからね。
─MicroTrack IIの拡張性についてはいかがですか?
やはり、レコーダーって大事ではあるんですけど、それ以上にマイクロフォンで生録りする時には、ほんとに良いマイクロフォンを使えば全然音が変わるし、それでレコーダーの性能がよければもっと良いですけど、やはりどんなに性能が良いレコーダーでもマイクがだめだと全然だめですから。そういう意味でMicroTrack IIの拡張性は良いことですね。三研のマイクを持っているので、今後いろいろ試してみたいですね。
(2008年8月エス・シー・アライアンス メディアエンターテイメント社Studio Aにて)






