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M-Audio EX66の開発秘話

M-Audio EX66の開発秘話
プロダクト・マネージャーのVivek Maddalaは、次世代のリファレンスモニターを創造したプロセスを語ります。

M-Audio EXシリーズ・モニターを開発するにあたり、M-Audioのゴールは市場で最もアキュレートなアクティブモニターを作ることでした。M-Audioのモニターは、卓越した透明度とディティールを提供することで長年にわたり有名ですが、全体的なデザインの特質は最重要事項としてコストと軽便性を含んでいました。しかしこの度、特別にすぐれたモニタリング環境を実現することだけに焦点を当てることによって、M-Audioのデザイン・チームはハイエンドのスタジオ・モニターにさえ見られる欠点を克服することに専念することができました。その結果が新シリーズの最初の製品として登場したM-Audio EX66アクティブ・リファレンス・モニターです。

「徹底的なリスニング・テストや精密な計測を含む数多くの競争的分析を行いました。」と語るのは、プロダクトマネージャーのVivek Maddala氏。「市場に出回るほとんどのスタジオ・モニターには、充分な低周波と高周波の出力が装備されていますが、中周波のイメージングが充分ではないことが初期段階で判明しました。具体的に言うと、低周波帯域は苦心して個性的に仕上がっていますが、おそらく2ウエイのデザインでは、ほとんどベースとトレブルの再生を強調することで印象を良くしようと尽力したからです。その結果、ボーカルやリード・インストゥルメントは、控えめで遠い感じに聞こえ細部を欠いています。逆に、ハイエンド・モニターは、イメージングに優れており難しいマテリアルのミキシングやモニタリングには適しますが、幾つかのものは長時間のセッションでのリスニングには疲労感を伴います。ここにチャンスを見つけました。」また、「私達は、5000ドル以下で手に入るどんなモニターよりもより明瞭で容易に作業ができるトップクラスのモニターをデザインすることにしました。」と述べています。

新しいスピーカーデザインで最も重要な局面の一つはドライバの構造です。Maddala氏によると、「ご承知の通り、良いラウドスピーカー・システムというのは、電気信号をどんな色づけもせずに正確にacoustical equivalentへ変換するニュートラルなデバイスです。ドライバの構造は、この変換の正確さに相当な影響力を持ちます。EXドライバを開発していた時、様々な異なるマテリアルのレゾナンス・プロパティの特性を明らかにし、どの程度の可聴帯域でレゾナントモードが軽減するかが、スピーカーの正確さに大きく影響を及ぼすことを発見しました。どんなドライバ・マテリアルも、アコースティック・ダンピングはレゾナントのピークを改良することができますが、実際コーンの構造はオーディオを忠実に再現するシステムを作るために扱う必要のある独特の振動の特性を明らかにします。これが独自開発の新製品EXドライバが完成した道のりです。透過帯域で充分高いブレークアップ・モードを押し上げる伸縮性のある強度と重量の比率を持つコーン材を採用しました。カスタム・サラウンドとスパイダー・メカニズムにより、M-Audioの6インチドライバは6.5kHzで最初のブレークアップ・モードになります。この時点でクロスオーバのポイントが2.5kHzであるためシグナルは既に30dB下がります。ドライバは完全なピストンとなるのです。」

最後に「ハリウッドの音楽プロデューサやエンジニアからアドバイスを求めました。」とMaddala氏は語ります。「彼らのスタジオや大きなステージをかなり広範囲に利用しました。実際、EX66を一般に公表する前の開発中に、実社会からのフィードバックを得るために、EX66モニターで幾つかの曲のトラックを作ってミックスしました。毎日その製品を使い、生活が製品の性能と密接に関係しているような人の手に委ね、その結果を聞くことが、製品の成功の可能性を知る最高の方法です。